top of page

​イベント開催にあたり

こんな事を大っぴらに言うのはアカンのかも知れないけど1人の痛車乗りとして1から新しくやりたい事はほとんどない。
有難いことにこれまでにいろんな人の力を借りて痛車乗り個人としても痛車イベンターとしてもやりたい事は大体やらせてもらった。

DayDream(以下、略称DD) 閉幕から2年半が経った。
その間、後継となるような屋内展示の痛車オンリーイベントは開催されなかった。

あの夢のような舞台で「完全撤収」と宣言した後の燃え尽きた自分の歩みは緩やかになった。
だが、その間も痛車は世界中で進化し続けた。

ただ、痛車イベントに関してはSNSの発達や多種多様なイベント開催により分散する形になり、活気があるものの若干の落ち着きが見えたかのようにも思えた。

自分はといえばDD以外で日焼け大会やUSPM、アイマス痛車オンリーイベントなどその時々でやりたいって思ったイベントを企画&開催し続けた。

そんな2年の間にも自分の元には

「またDDやらないんですか?」

と、これから始めようとする人、現役、引退組、同業者、海の向こうから、さらには痛車じゃ無い界隈からも言われる始末。

その度に「時期がくれば」「誰かやってくれると良いですねー」的な感じで言葉を濁し続けた。

30歳という熱量が漲っていた時代にDDを企画し10年の歳月が過ぎ、今年40の代に足を突っ込んだ。
立ち上げ当初に企画していた連中もいつの間にか30後半になり50が見えてくる人もいる。家庭を持ち家族ができた人もいる。
自分も当然、30歳の時と同じ熱量ではない。身体も昔ほど動けなくなった。背負うものも増えた。

その中で、イベントを企画したところであの時の同じ熱量で動けるか解らないしそんな状況でいろんな人を巻き込むことができないというのが濁した一つの理由。
やる理由よりもやらない理由が先に出てくる時点で「やるタイミングではない」ってのだけは自分でも理解していたのも一つの理由。

あとはDayDreamと言う名前が自分が思っている以上にデカくなり過ぎて別の事を考えるにしても、それに変わる名前を思いつかなかったのも地味な理由な一つ。

ただ、やるやらないはひとまず置いていてあの時運営に携わったおっさん連中で集まった際の酒の席の話題で「その話」が出るたびに
「あそこまでの規模はもう無理だけどもうちょいコンパクトならできるかもなー」と言う感じで何かあった時に、動き始める為の若干の土台は出来ていた気もします。

これが2022.5.5から2024.4.1までの流れのざっくりとしたまとめ。


そして、2024.4.1のエイプリルフールに何と無くの思いつきでDDのアカウントに下記のポストをした。

「filer le rêve 2025…?」(意味=フランス語で「夢を紡ぐ」)

完全に自分の思いつきのポスト。この時点では関係者の誰にも相談していない。

「今の時勢にDDのような舞台は受け入れられるのか?」
「あの頃のような熱量はユーザー側に残っているのか?」

そんな若干の打算のある観測気球的な思いを込めて。

しかし、蓋を開けてみたら思っていた以上の反応に驚く。RP先もだいたいチラ見しに行った。
徳島と福島の二人のおっさんに相談した。嫁さんにも相談した。

やらない理由じゃなくてやる理由を探し始めたのは確実にこれがきっかけ。

そんな自分が「じゃあ次に何をやろうか」って思った時に日焼けでもUSPMでも無く、

「今までは自分が出たいと思えるイベントをやってきた。これからは自分が見ていたいと思うイベントをやってみたい」

と考えることができ、動いてみようと思った次第です。

 

あの時は出来なかったけど今だから出来る事。今しか出来ない事。今やらなきゃいけない事。

いつまでたってもあの時は良かったと言い続ける年寄りにはなりたくないし、どうせなら「昔は良かったけど、今は今で別の良さがあるよね」って言えるオッサンになりたいです。

色々あって色々いい。
痛車というジャンルだからこそ他の車両カスタムジャンルで見かけない多種多様な車種と多種多様な手法。
びっくり箱みたいなこのジャンル…

「此処が痛車の現在地」

そう胸を張って言えるような舞台を用意できるように準備を始めています。


DayDreamは完全撤収を宣言しているため、その名前は使わずに今回は


「あの日見た夢のその先」という意味合いから安直ではありますが、

「Beyond the Dream」

とイベント名をつけさせていただきました。


2024.4.1のポスト後、出来るかできないか本当にわからない状況の中でいろんなイベントで数々の方から応援のお言葉をいただき有難うございました。

その度に「言霊」として

「2025年秋に室内で痛車展示オンリーのイベント開催を目指します。」

と発言させていただきました。皆様の応援の元、なんとかここまでご案内することが出来るようになりました。

 

まだまだ準備することが山積みで関係各所、これから色々伺ったり連絡するかもしれませんが何卒よろしくお願いします。

また、イベント趣旨に賛同していただける各種媒体や業者、メーカー様ならびにユーザーの皆様には、今後ともご協力ならびにご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

Project D.D. organizer inumaru

改め

Beyond the Dream 運営団体
Project B.D.  organizer inumaru

 


※痛単車も含めて「痛車」という表記を使っております。

bottom of page